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白銀の川面に輝く愛なれば悠久(とわ)に流れて天にぞ溶けよ 白銀の川面に輝く愛なれば 悠久(とわ)に流れて天にぞ溶けよ ■愛の流れ・・・ 作家・宮尾登美子さんが昭和39年に高知新聞に連載した幻の名作『湿地帯』で、宮尾さんは主人公の愛を四万十川に流す。 その宮尾さんの四万十の表現に「白銀」がある。 いまも、四万十川にたたずむ恋人たちは時を忘れて悠久たる流れに永遠の愛を誓う。 四万十川がいつまでも変わらぬ、愛の流れでありますように。 【写真】沈下橋の恋人(「四万十川新聞」より) *************************** ■宮尾登美子氏の「愛の流れ」 ・1926 年 高知市生まれ。父、岸田猛吾、母、喜世の四女。岸田家は花街にあり、「芸妓娼妓紹介業」を営む。高知市昭和尋常小学校に入学。(『櫂』<筑摩書房>に家業のことが詳しく描かれている。) ・1939年(13歳)高知県女子師範学校付属小学校高等科に入学。 ・1943年(17歳) 高坂高等女学校を卒業。高知県池川町安居国民学校に代用教員として就職。(『春燈』<新潮社>に13歳から結婚する17歳までの多感な思春期が描かれている。) ・1944年 (18歳) 同国民学校の教員前田薫と結婚。池川町に新居を構える。夫が大土佐開拓団の子女教育にあたるため単身満州へ渡る。 ・1945年 (19歳) 長女誕生。長女を伴って満州に渡る。敗戦後、暴動に遭い、コーリャンと塩汁で冬を越す。(『朱夏』<集英社>にこの体験がまとめられている。) ・1946年(20歳) 親子三人、引揚船で佐世保港へ上陸。夫の実家、春野町へ帰り、夫の母と祖父とともに農業に従事する。(『仁淀川』<新潮社>に農家の娘としての生活に疲れ、病に倒れた主人公が、書くことに喜びを見出していく様が描かれている。) ・1963年(37歳) 婚家を出て、借家住まい。協議離婚。 ・1964年(38歳) 『湿地帯』(ペンネーム前田とみ子)を<高知新聞>に連載。高知新聞学芸部記者宮尾雅夫と再婚。 ・1979年(53歳)『一絃の琴』<講談社>で直木賞受賞。 <「宮尾登美子文学記念館」(軌跡)より> ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー [ひとくちメモ] <四万十川新聞(18.1.29)より> ■沈下橋の恋人 http://tarou100s.exblog.jp/d2006-01-29 花子は写真を見て、若い二人の「恋の始まり」を感じるという! 太郎は写真を見て、「もつれた恋の終り」を連想する! 太郎は「不健康」で、花子は「健全」である! ・X軸的感覚(右へ進むか、左へ戻るか?) ・Y軸的連想(川の上流へ飛び込むか、下流にするか?) ・Z軸的感想(天に溶ける恋人の行き先は、天国か地獄か。) 感じるのは「花子」で、想うのは「太郎」である! いづれにせよ、「正」と「逆」のもつれで、 沈下橋の上は、正逆/XYZ軸の交点で・・・ とどのつまり、 四万十川とは、「XYZ三軸の重要な原点」なのである! |
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