斉藤矢須代(神奈川県) 008

温かき飯にのせ食む四万十の水の匂ひのこもる川海苔
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    温かき飯にのせ食む四万十の

      水の匂ひのこもる川海苔


  (第7回四万十川短歌大会 応募作品)


■四万十川の海苔

 逗子の町のスーパーで、四万十川の海苔の佃煮が売られていましたのを求め、いただきました。この歌は、その美味しさに感動して、詠んだものです。それ以来、ずっと、家族も共に、この海苔の愛好者になっています。一度、四万十川を訪れて、その佃煮屋さんにも行ってみたいなあ・・と思っています。

 四国には、美しい山や川や海があり、目を奪う庭園や、建造物があり、それらを求めて、人は旅に出ますが、それだけでは淋しいのです。それぞれの町や国々に、自分と同じような思いを心にひびき合わせ、美しい山河を守ろうとする人がいる! そう思えることほど、嬉しいことはありません。

 四国は古くから深い信仰に裏付けられた人情の厚い国です。四万十川が、その中心になられることを祈っています。

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[プロフィール]

『私は、現在76歳。生まれましたのは四国の徳島県です。四国三郎といわれる吉野川の上流の村でした。四万十川の方が美しい、といわれるのは、阿波に生まれた私にとって、一寸淋しいことですが、四万十川の美しさは、同じ四国の人間として、誇りに思っています。

 13年程前、妹夫婦と一緒に、私達夫婦で、88ケ所参りをしました。そのときに、四万十川のほとりを通りましたが、川底の砂の動きも見えるほどの透明さに、心ひかれた日を思い出します。

 できれば、もう一度・・・、ゆっくりと舟遊びをしてみたい!川原に下りて、美しい石も拾いたい!四万十川の源流にも行ってみたい!沢蟹がいて、かじか蛙が鳴き、夏になればウグイやアユなどの稚魚が、四万十川にそそぎこむ、小さな細い水の流れに群がる姿を見たいのです。(斉藤)』

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