村上 衣 (長崎県)044

峰峰に皓き樹氷の連なりて木霊ねむるやかがやきの中
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    峰峰に皓き樹氷の連なりて

     木霊ねむるやかがやきの中



■四万十川のブナ林

 世界自然遺産の白神山地にあるような、見事なブナ林が、四万十川流域の原生林にあることは、余り知られていません。

 四万十川の支流、黒尊川の源流域の原生林は、ブナを主体とする「夏緑広葉樹林」。

 春には新緑が笑い、夏にはその緑葉がかがやき、秋には錦の紅葉が彩り、冬には樹氷が連なり、その山々には木霊も眠ろうか、という『四万十の森』が続きます。

 黒尊山のブナは、「熊のコル」付近から出現し始め、ピークの三本杭山(1,226m)にかけてが主体となっています。

 黒尊山は若いブナ林から老齢樹のブナ林までが見られるのが特徴。このような森林の状態は、連続してブナ林の更新が自然に行われていることの証であり、黒尊の自然環境が植生にとって、非常に良好であることを示しています。

 又、四万十川黒尊の原生林にあるブナ林は四国のブナ林分布域の最西南部となる点からも、重要な存在です。

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[ひとくちメモ]

■黒尊山のブナ林


 沈下橋沈下してゆくさまを見つ今夜は川に抱かれて眠れ

                     (俵 万智・四万十大使)


 四万十大使の俵万智さんが、大雨の時、取材に訪れ、危うく濁流に飲み込まれそうになったという口屋内の沈下橋は今も健在ですが、そのすぐ下流に、赤い欄干の抜水橋があります。

 この橋を始まりとする黒尊スーパー林道は、昭和43年から7年の歳月を費やして森林開発公団(現緑資源公団)により建設されました。当時は林道事業によって四万十川の本流をまたぐ夢の大橋が架かる、ということで、全国的に注目を集めたプロジェクトでした。

 この橋を渡れば、もうそこは、水と岩と森が絶妙に組み合わされた素晴らしい景観が続く、黒尊渓谷です。昔は口屋内から渡し舟で四万十川を渡ると、支流の黒尊川に沿って国有林の森林軌道が走っており、木材、生活資材そして人もオモチャのような機関車が引っ張るトロッコで黒尊い渓谷を往来したそうです・・・[more]

◆この続きは・・・
 「四万十通信 197」(18.7.12号)に掲載。
 http://blog.mag2.com/m/log/0000104387/107475059.html

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【写真】黒尊山(提供:四万十川森林環境保全ふれあいセンター)

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