秋元厚志(香南市・旧野市町) 049

身体に余る自転車漕いで新聞配りし四万十の四季いまも心に鮮やかに映ゆる
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  身体に余る自転車漕いで新聞配りし四万十の四季

           いまも心に鮮やかに映ゆる


■新聞配達の思いで

 四万十川の中流域、旧津大村(西土佐村を経て四万十市)の吊り橋の近くで育ちました。小学生の幼き身体で大人の自転車を漕いで、朝は地元紙、夕は全国紙を点々と散らばる家々に配達した想い出・・・。


 春 野山の柔らかな芽ぶきや野鳥のさえずり。

 夏 滝の汗した激しき暑さ、横殴りの雨。

 秋 黄金色の稲穂や果実の実り。

 冬 風切る耳の刺すような痛み。


 暗くなった道をゆく寂しさ。ありがとう。お婆さんの一言の暖かさ。雪道で自転車ごと転び橋から落ちそうになって、見つめた時の、四万十川の透き通る静けさ。静かに見つめてくれた四万十川の四季、今も、心の古里として、いつまでも輝いてくれています。(秋元)


[プロフィール]

 旧西土佐村出身。
 中村高校卒後、69年県庁入り。
 現在、商工労働部長。

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