高瀬一誌(東京都) 051

動きはじめた四万十川には閻魔蟋蟀の首がよく似合いたり
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   動きはじめた四万十川には

    閻魔蟋蟀の首がよく似合いたり

    (歌集『火ダルマ』収載1997年作)


■お便り拝見いたしました。

 高瀬一誌の家内でございます。

 四万十川の短歌をとのお申し越しでございますが、実は、高瀬は2001年5月に死去いたしました。ただいま、全歌集発行のための準備中でございますが、その校正刷りの中から一首四万十川の歌を発見いたしましたので、ご連絡申し上げます。

 素晴らしい大河のそばにお住まいの環境を、とても羨ましく存じます。


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[四万十川秀歌百選・大滝貞一]


  動きはじめた四万十川には閻魔蟋蟀の首がよく似合いたり

 
 夜が明けて、また一日の活気をとり戻して動き始めた四万十川には、閻魔蟋蟀の首がよく似合うことだ。この種はコオロギの仲間の中では、最も大型で頭が大きく閻魔大王の冠に似ていることからの命名。前足が油のような光沢のある暗褐色を呈しているため油蟋蟀とも呼ぶ。コロコロコロコロコロリーンと声高に鳴く。四万十川は魚ばかりじゃないよ、俺様の存在を忘れて貰っては困るとでも言いたげな諧謔歌である。(大滝)


[プロフィール]

・まっくらやみ
http://waka100s.exblog.jp/d2006-09-01

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