石川恭子(東京都) 059

四万十の青き河水手に掬ふこの清流のとこしなへなれ

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    四万十の青き河水手に掬ふ

     この清流のとこしなへなれ


■朝の鶯

 まだ春浅い日の明け方、毎年きまって鶯の声が聞える。わずか一週間足らずでその声も聞えなくなってしまうが、その春の訪問れの声を今年も喜んだ。

 年々自然が少なくなってゆく都市で、生きてゆく生物たちの生命を愛しく思う。朝の鶯の声のように無心な歌でありたいと希いつつ、まだ遠く及ばないことを恥じている。

【写真】秋晴(岡村龍昇:写真集「自賛他賛」より)

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[四万十川秀歌百選・大滝貞一]


  土佐の国さやけく鳴れる瀬の音に河鹿の声のひそとまぎれず


 土佐の国というとやはり清流の瀬音が最も強く印象される。その川瀬の音にまじって河鹿の鳴き声は紛れることなく静かに響いている。河鹿は渓流に棲む小さい痩せた蛙で、背面は暗灰色または白色で、側面はやや淡黄色を帯びる。雄は石の上などでヒヨロヒヨロヒヒヒヒと清涼な美しい声で鳴く。「蛍あまた音なく光息づけり川の真闇はいかなるその世」という歌も並んでいる。(大滝)


[プロフィール]

・土佐中村を訪れる・・・
 http://waka100s.exblog.jp/d2006-10-27

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