多賀一造(四万十市) 073

初夏の光に透ける荒き瀬の石ことごとく遡上(さかのぼ)りゆく
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    初夏の光に透ける荒き瀬の

     石ことごとく遡上(さかのぼ)りゆく


■母なる川

 母なる川ということばが、実感として身に滲みこんでいる私にとって、四万十川は特別な存在である。従って、短歌、俳句も四万十川がその対象となるのは自然のことといえよう。

 この愛の流れが時と共に荒廃してゆくのは、身を切られる思いである。

[プルフィール]

昭和3年生まれ。
教職を退職して川漁師。
「大方短歌会」会員。
現住所:四万十市

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[四万十川秀歌百選・大滝貞一]

  火振火の果てたる川の闇深く鋭き五位鷺の声渡りゆく

 火振漁は暗闇に松明などをともして行なう漁法で、焼網・夜振・夜焚きなどとも呼ぶ。その火振火もようやく果てて静けさの戻った川淀の上を五位鷺が鋭く鳴きながら渡ってゆく。赤鉄橋より十キロ上流の長瀞で。(大滝)

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