島村宣暢(四万十市) 096

青のりを採る人舟にいそしめる四万十川の空は冬晴れ
画像



    青のりを採る人舟にいそしめる

       四万十川の空は冬晴れ


■歌評(佐佐木幸綱氏)

 四万十川に見る冬の風物詩である。キーンと澄んだ空気、鮮明な影を水面に映す遠景の舟、深い静寂が明るい川の風景を包む。

[プルフィール]

 昭和2年生まれ。本名誠夫。
 現住所:四万十市

***************************
[四万十川秀歌百選・大滝貞一]


  四万十川に銀河架かりし盂蘭盆会兵ら寂かに渡り来る見ゆ


 かって故郷の盆踊りには、その地区の戦没者の遺影飾られ供物が供えられていた。30年ぶりに故郷に帰住し、地区の盂蘭盆会(うらぼんえ)に出掛けた。

 澄み切った夜空に四万十川を股ぐように銀河が架かり、戦死した兄をはじめ地区の戦没者がそこを渡っていく幻覚を見た。

 が、台風一過の晴れ渡った川面に、もう川漁をする舟を漕ぎ出した漁師がいる。赤銅色に焼けた筋骨は老いさえも見せず。(大滝) 

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック