下田佳子(土佐清水市)

身を折りてシラスウナギを取っていん四万十川は漁火に燃ゆ
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    身を折りてシラスウナギを取っていん

        四万十川は漁火に燃ゆ


■漁り火

 かって仕事をしていた頃、いつものように勤務を終えて、四万十川沿いの道を帰っておりました。日はとっぷりと暮れてバスに揺られてウトウトとしながら四万十川に目をやりました。するとどうでしょう、四万十川は長い漁り火の帯となっていたのです。

 シラスウナギの解禁です。漁り火が川面に反射して、いっそうきらきらと輝いていました。

 漁り火の他には何も見えませんが、その火のもとでは人々が渾身の力をふりしぼって漁をしていた事でしょう。人は誰も生きる為に、身を惜しまず働いています。

 やがて、バスは四万十川から離れて行きましたが、私の脳裏からシラスウナギ漁のいさり火が消えることはありません。
【写真】漁り火:岡村龍昇氏(短歌集『こころのうた 四万十川百人一首』より)


◆下田佳子氏の【四万十川百人一首】
http://waka100s.exblog.jp/d2005-11-04

◆漁り火の【四万十川百人一首】・1(小橋延夫氏)
http://waka100s.exblog.jp/d2006-03-21
http://waka100s.exblog.jp/d2006-02-01

◆漁り火の【四万十川百人一首】・2(山原健二郎氏)
http://waka100s.exblog.jp/d2007-05-22
http://waka100s.exblog.jp/d2006-04-11

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[お便り]

■短歌集『こころのうた 四万十川百人一首』

 立派な短歌集に、私の歌も載せていただき、嬉しく思っています。早速、本屋さんに注文して買い求めました。コメントなどが乗っていなかったのが残念です。

 二首目の四万十川の短歌とコメントをお送りします。平凡で恥ずかしいかぎりですが、よろしくお願いします。(下田佳子)
http://waka100s.at.webry.info/200707/article_1.html

◆短歌集『こころのうた 四万十川百人一首』
 東京の紀伊國屋書店でも販売しています。書籍を「四万十川百人一首」で検索してください。
http://www.kinokuniya.co.jp/ 

◆二首目の四万十川の短歌『四万・十人一首』
http://waka100s.exblog.jp/d2007-04-04


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