杉本幸子(香美市/土佐山田町) 082

若き日は四万十の水とたわむれし水に癒され喜寿を生ききる     若き日は四万十の水とたわむれし        水に癒され喜寿を生ききる ■至福の時間  木々に囲まれ、自然の中をゆったりと光ながら流れる四万十川です。  今、人生の総仕上げの時期を迎えた私にとっては、生き来し方の反省、後悔は水に流して、…
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安部巳佐子(東京都) 081

沈下橋三十余あると聞きつつ一つをくぐる丸き橋桁   沈下橋三十余あると聞きつつ        一つをくぐる丸き橋桁     (雲珠の同人による「四万十川吟行詠」) [プルフィール]   昭和16年 山形県生まれ。   「雲珠」同人。   歌集『雀色の闇』    現住所:東京都葛飾区 ーー…
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森木秀子(高知市)080

四万十川の漁師の話し聞きてより川魚食べたし「話し食い」のわれは     四万十川の漁師の話し聞きてより        川魚食べたし「話し食い」のわれは ■四万十川短歌募集で・・・  お誘いをうけましたが、なかなか、よい歌が作れません。大滝貞一先生著「四万十川秀歌百選」に載せて頂いたものと、「土佐女流俊英集…
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飯塚智恵子(東京都) 079

雨も佳し四万十川はわれらのみ花褪色のみづ舳先に分けて     雨も佳し四万十川はわれらのみ       花褪色のみづ舳先に分けて     (雲珠の同人による「四万十川吟行詠」) [プルフィール]  昭和12年 静岡県生まれ。  「雲珠」同人。  現住所:東京都板橋区 ■四万十川吟行詠 …
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小野川美代子(黒潮町) 078

四万十の河畔を元気に登下校せし少女も今年85才     四万十の河畔を元気に登下校せし              少女も今年85才 ■四万十川百人一首  http://waka100s.exblog.jp/  四万十川百人一首のお便り、拝見いたしました。  とても、とても、私ごときもののお受けでき…
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中山千恵子(兵庫県)077

いづこより集まりたるか四万十のみづと流れは渡海浄土か   いづこより集まりたるか四万十の       みづと流れは渡海浄土か     (雲珠の同人による「四万十川吟行詠」) 【写真】初冬(岡村龍昇:写真集「自賛他賛」より) ■雲珠の同人による「四万十川吟行詠」 大滝貞一先生の四万十川歌碑除…
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白石多津子(高知市) 076

けふよりは満天の星もうたはむか清流のほめ歌を持ちし川なり     けふよりは満天の星もうたはむか       清流のほめ歌を持ちし川なり ■清流のほめ歌  雲珠主宰、大滝貞一先生の四万十川歌碑除幕式の時に詠んだ歌です。四万十川の碧の流れに歌碑が際立っていたことを思い出します。  その大ら…
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奥田洋子(大阪府) 075

四万十の川面を撫でる蒼風に髪をすかせて源流めざす     四万十の川面を撫でる蒼風に       髪をすかせて源流めざす ■望郷の歌を・・・  故郷土佐を出てから、40年。老いるとともに、恋しさも募って参ります。今夜もその病に、とりつかれたのでしょう。拙い歌など、作っております。   青海苔の餅…
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三木雅子(兵庫県) 074

船端に立ちて漁師が打つ網は扇と開き川面を覆う     船端に立ちて漁師が打つ網は           扇と開き川面を覆う ■静かな風景  迫りくる山の紫と四万十川の豊かな水量に感動し、静かな風景の中で川漁師の網を張る姿を眼のあたりにして、詠みました。  神戸大橋が出来て、その利便性から四国は近く…
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多賀一造(四万十市) 073

初夏の光に透ける荒き瀬の石ことごとく遡上(さかのぼ)りゆく     初夏の光に透ける荒き瀬の      石ことごとく遡上(さかのぼ)りゆく ■母なる川  母なる川ということばが、実感として身に滲みこんでいる私にとって、四万十川は特別な存在である。従って、短歌、俳句も四万十川がその対象となるのは自然のことと…
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大滝貞一(新潟県) 072

風うけて光りおのづから銀綸子(ぎんりんず)の波しぶかせる早瀬ひとところ 風うけて光りおのづから銀綸子(ぎんりんず)の          波しぶかせる早瀬ひとところ ■銀綸子  川幅いっぱいに渡る涼風を受けて、早瀬になっているひとところが、おのずから銀綸子のような波をしぶかせて光っているのが見える。 …
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沖ななも(埼玉県) 071

鉄の橋から身を乗り出して下みればこきざみに動く赤い橋あり     鉄の橋から身を乗り出して下みれば           こきざみに動く赤い橋あり *************************** [四万十川秀歌百選・大滝貞一]   ■瞬間的映像再現描写法  中村市の赤鉄橋の上から、身を乗りだ…
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加用千鶴子(四万十市) 070

逞しくなりて戻れと巫女達は四万十川に稚鮎を放つ     逞しくなりて戻れと巫女達は        四万十川に稚鮎を放つ ■一条神祭  一条神祭のおり、一条神社の巫女達が赤鉄橋の下にて、鮎の稚魚を放流している光景を見ました。そのときに詠んだ歌です。 ◆一条神祭が行なわれる「土佐の小京都・中村」 …
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西岡瑠璃子(高知市) 069

荷を解けば四万十の鮎香に立ちて漁(すなど)りし人の心偲ばる     荷を解けば四万十の鮎香に立ちて        漁(すなど)りし人の心偲ばる ■幡多郡十和村  今は、市町村合併で「高岡郡四万十町」になってしまった「幡多郡十和村」。その村の友人から、毎年、四万十川の鮎が届く。火振り漁で獲った鮎でしょう…
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今井嘉彦(高知市) 068

歳末も落鮎漁にひたりたる四万十は母か父のこころか     歳末も落鮎漁にひたりたる      四万十は母か父のこころか ■母であり、父であり・・・  もうかれこれ、30年も前のことです。  その頃は、年末の仕事納めを果たすと、いそいそと四万十川に出かけたものです。赤鉄橋付近で産卵の鮎がいくらでも…
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四万十花子(四万十市) 067

急ごうとするから焦る無理をする四万十川はのんびりのんびり     急ごうとするから焦る無理をする        四万十川はのんびりのんびり ■短歌には季語がいらない。  そこで花子が詠った!  人間の「無理」とは「急ぐから・・・」  そして「思うとおりにならないから!」    …と花子が…
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大江満雄(宿毛市) 066

おもふほどおもふほどにふるさとの雨の降る日は美(かな)し     おもふほどおもふほどにふるさとの          雨の降る日は美(かな)し ■清流四万十川 「ふるさと」とは、なにをいうものであろう。  私は、宿毛で生まれたが、中村と宿毛を双面神的にたとえて「右の頬は宿毛で、左の頬は中村なので…
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白木昭子(福岡県) 065

海越えて香り流れ来青のりに笑まふ翁を映す四万十川     海越えて香り流れ来青のりに       笑まふ翁を映す四万十川 ■テレビで見る四万十川  四万十川を見るのは、テレビのみで、思うような四万十川の歌ができません。四万十川百人一首に載せていただくには、力不足かと思いますが、お許しのほど、お願い致します…
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清遠幸男(芸西村) 064

四万十の流れゆたかに潮混ざり青のりの杭遠く並べり     四万十の流れゆたかに潮混ざり          青のりの杭遠く並べり ■歌集『風の丘』  このささやかな歌集は、私の第一歌集『虹の海』につづいて、50才から64才までの14年間の作品中から、500首を選んでまとめたものである。  四万十川の「…
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富岡純子(宿毛市) 063

赤き鉄橋渡れば祖父母住む町と思ひしよ物心つきし頃より     赤き鉄橋渡れば祖父母住む町と         思ひしよ物心つきし頃より ■懐かしさを手繰る歌  四万十川を愛して下さって、嬉しゆうございます。  母が中村の出身で、私も中村で生まれました。7才まで中村の祖父母の家で育ち、学校も中村高女…
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