後藤彦次(兵庫県) 062

水引けばすぐに渡れる沈下橋四万十川に三十もある     水引けばすぐに渡れる沈下橋        四万十川に三十もある ■知恵の結晶  佐田の沈下橋に案内してもらった。柵も手摺もない橋。四万十川の増水を理解し、川の流れに逆らわぬ人達の知恵の結晶らしい。  その沈下橋が四万十川には、まだ数多く、現…
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酒井 保(高知市) 061

黄昏るる四万十川の大橋を遍路の影の補陀落に向く     黄昏るる四万十川の大橋を      遍路の影の補陀落に向く ■愚作を投稿 私ごとき下手な歌詠みにまで、四万十川百人一首を募集中とのお便りを頂き、恐縮です。  折角ですので、恥を忍んで愚作を投稿いたします。(酒井) …
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片岡正法(高知市) 060

ほのぼのと旭日をうけて赤鉄橋(はし)ゆけば祇園神社の鉦が響けり     ほのぼのと旭日をうけて赤鉄橋(はし)ゆけば                 祇園神社の鉦が響けり ■知事と張り合う?  短歌を詠んだことがない橋本知事が、どうしたことか『四万十川百人一首』に応募するという噂を聞いた。文化人(ぶんか…
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石川恭子(東京都) 059

四万十の青き河水手に掬ふこの清流のとこしなへなれ     四万十の青き河水手に掬ふ      この清流のとこしなへなれ ■朝の鶯  まだ春浅い日の明け方、毎年きまって鶯の声が聞える。わずか一週間足らずでその声も聞えなくなってしまうが、その春の訪問れの声を今年も喜んだ。  年々自然が少なくなってゆ…
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亀山利里子(京都府) 058

ふるさとは遠くなれども四万十の母のにほひの風我さそふ     ふるさとは遠くなれども四万十の        母のにほひの風我さそふ ■四万十川の母と父  高知県幡多郡大月町出身です。  四万十川は近くにいながら、仲々行く機会がありませんでした。父が元気な頃、一度連れて行ってもらう約束でしたが、そ…
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弘瀬幸子(大月町) 057

紅羽毛でなでたるごとく水の面水鳥たちて突如うずまく     紅羽毛でなでたるごとく水の面        水鳥たちて突如うずまく ■母が病床のため・・・  控えていました、母の四万十川の歌を、代理でお送りさせていただきます。「四万十川百人一首」への、母子での参加を楽しみにしています。(亀山利里子・京都府…
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春川喜多子(新潟県) 056

四万十川語る牧師のまなざしは心飛ばして高知にいるらし     四万十川語る牧師のまなざしは       心飛ばして高知にいるらし ■四万十川はいいところ・・・  四万十川短歌全国大会には秀作賞を頂きまして、こんな栄誉な事は有りませんでした。その喜びを私の教会の牧師さんにお話ししましたところ、この牧…
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濱田和子(高知市)055

一行の詩に立ち上がりし四万十の渓に咲き散る花のまぼろし     一行の詩に立ち上がりし四万十の渓に           咲き散る花のまぼろし ■梼原川の渓谷  四万十川と私との係わり合いは、ずい分長くなります。自動車免許を習得して以来、半世紀近くを、仕事と遊びでドライブいたしました。  梼原…
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山田紅衣(愛媛県) 054

四万十の軽(かろ)き石ころと流木を盆におくなり 君と見し川     四万十の軽(かろ)き石ころと流木を盆におくなり       君と見し川 ■四万十川の今昔の景を打つ  何故か石には、その土地の蒼天・森の黒露・花野の風、そして一会の声が掌にひびく気がする。  訪れた四万十川には、丸石の中に10cm程…
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上林 暁(大方町・現黒潮町)053

今は早や宿立ち出づる時となり青き流れを三顧四顧しぬ     今は早や宿立ち出づる時となり         青き流れを三顧四顧しぬ ■帰郷  懐かしい、故郷に帰ってきた。異郷にあっても、私の心には四万十川の清流が絶えることなく流れ続けていたのだが、こうして、夜もすがら奏でる四万十川の瀬音を耳にした時、あらた…
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曽根篤子(愛媛県) 052

早春の四万十川に風さそひ新郎新婦沈下橋わたる     早春の四万十川に風さそひ       新郎新婦沈下橋わたる ■四万十川の閻魔蟋蟀  高瀬一誌先生との出逢いは、四万十川短歌大会であった。  そのご縁で、短歌人に入会。よき師にめぐり逢えた至福の時も、わずか5年。2001年5月には、耳沈む哀しいお別…
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高瀬一誌(東京都) 051

動きはじめた四万十川には閻魔蟋蟀の首がよく似合いたり    動きはじめた四万十川には     閻魔蟋蟀の首がよく似合いたり     (歌集『火ダルマ』収載1997年作) ■お便り拝見いたしました。  高瀬一誌の家内でございます。  四万十川の短歌をとのお申し越しでございますが、実は、高瀬は20…
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岩根 徹(四万十市) 050

沈下橋行き交う人に声掛けば東京からとぞ答え返へりぬ   沈下橋行き交う人に声掛けば     東京からとぞ答え返へりぬ ■沈下橋  四万十大河は、何時眺めても、青々と、一途に悠然たる、且つ黙々と流るる詩情を感ずる日々です。時に、豪雨の明くる日には、何はさておき、いの一番に沈下橋の様子を覗きに出かけます。 …
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秋元厚志(香南市・旧野市町) 049

身体に余る自転車漕いで新聞配りし四万十の四季いまも心に鮮やかに映ゆる   身体に余る自転車漕いで新聞配りし四万十の四季            いまも心に鮮やかに映ゆる ■新聞配達の思いで  四万十川の中流域、旧津大村(西土佐村を経て四万十市)の吊り橋の近くで育ちました。小学生の幼き身体で大人の自転車を漕い…
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八木田順峰(青森県)048

両岸に住む人の業(カルマ)を滔々と流して四万十川のかがやき     両岸に住む人の業(カルマ)を滔々と          流して四万十川のかがやき ■「シマント」という語感  岩手山近くを分水嶺に、遠く宮城県へ北上川、青森県に馬渕川が流れています。私は後者の流域に住み、四季折々の景を楽しんでいますが、…
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橋詰寿男(高知市)047

向山渡す沈下の橋架けぬ橋脚据えし鮎群れる岩     向山渡す沈下の橋架けぬ      橋脚据えし鮎群れる岩 ■土佐の名建築  昭和38年4月、私は高知県幡多事務所林業課林道係長として赴任した。着任早々、大正町から、向山町有林伐採のため、同町上岡の国道から四万十川を渡り、林道を開設したい旨の陳情があり、現地…
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大森 孟(埼玉県) 046

四万十の清き流れはなほとほし今宵は須崎に宿をとりたり   四万十の清き流れはなほとほし       今宵は須崎に宿をとりたり ■冠水橋  高知県の須崎に嫁に行っている娘、孫を訪ねました。なかなかこれない四国ですので、四万十川へも行きたいと思っていたのですが、時間がとれず、思いを残したまま帰ってきました…
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斎藤洋子(東京都) 045

赤光の川面なでゆく夕つ方四万十川は千の貌に流るる    赤光の川面なでゆく夕つ方      四万十川は千の貌に流るる ■森林の保護  四万十の森林の保護と云う大役、大変なことと存じます。どうぞ、若い力で、四万十の森の再生に、頑張っていただきたいと存じます。(斎藤) [プロフィール]  19…
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村上 衣 (長崎県)044

峰峰に皓き樹氷の連なりて木霊ねむるやかがやきの中     峰峰に皓き樹氷の連なりて      木霊ねむるやかがやきの中 ■四万十川のブナ林  世界自然遺産の白神山地にあるような、見事なブナ林が、四万十川流域の原生林にあることは、余り知られていません。  四万十川の支流、黒尊川の源流域の原生林は、…
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浦田千鶴(宿毛市) 043

四万十の母なる川に棹さして笹舟に似し舟の「えび」捕る    四万十の母なる川に棹さして     笹舟に似し舟の「えび」捕る    (四万十川短歌大会 応募作) ■雲の行方を・・・  往時は未だ高瀬舟というのでしょうか。笹舟とそっくりの舟で、竹竿を操って、漁をする舟を、よく見かけたものでした。 …
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