テーマ:短歌

西内燦夫(四万十市)

 往生の話をすれば花散るを     誘う山風吹き渡り来る ■花と言えば桜・・・  花子と言えば四万十太郎・・・  四万十太郎と言えば桜・・・ ◆桜の秀歌(読売新聞「土佐文芸」より) 古来より花と言えば桜で、その花が散る様を、往生際のよいしるしとして語られてきた。ここでも桜の花を往生の話題と…
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市川浩司(東京都)

四万十の河原に憩ふ夕べあり大きな鮎をくれし友あり     四万十の河原に憩ふ夕べあり       大きな鮎をくれし友あり ■父親のこと、祖父のこと・・・  父親は、四万十川上流・大野見村の小学校に赴任していた。昭和40年代・・・。この歌は、その時期の夏休みの思い出。入道雲が眩しかった。  四万十川の…
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西内燦夫(四万十市)

嫁ぐ娘が「父の日」へとのプレゼント白いコデマリ赤いT-シャツ   嫁ぐ娘が「父の日」へとのプレゼント      白い コデマリ赤い T-シャツ ■サクラ記念日(2008年8月8日)  今日は・・・愛娘「さくら」の結婚記念日です!  太郎には…二人目の息子が出来る日です!  だから、今日は「…
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小谷貞広(四万十市)

老いぬれば老いてしりたる寂しさの庭の桜の散りゆく朝(あした) 老いぬれば老いてしりたる寂しさの        庭の桜の散りゆく朝(あした) 【写真】蜩亭の庭の桜(2008.4.11・四万十川新聞社提供)  暖かい南風が吹いて桜花は散り、葉桜となっていましたが、蜩亭の門前の桜は、春を忘れていませんで…
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中山義治(埼玉県)

花の香を訪ね歩いて日が暮れてはるかに想う四万十の春     花の香を訪ね歩いて日が暮れて       はるかに想う四万十の春 ■また、桜の季節となりました・・・  関東は桜が満開ですが、今年も全国に先駆けて咲いたようです。おかげで、私の住む団地の約450本の桜も満開。あちこちで花見が盛り上がっています。 …
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青木市子(高知市)

子育てに生活に追われ四万十暮らし鮎海老鰻幸ありかの日     子育てに生活に追われ四万十暮らし         鮎海老鰻幸ありかの日 ■四万十(ふるさと)  嫁ぎ来て50余年。その間、やむなく高知市住みを余儀なくされ、75歳にして、今になお山青く、水清き「ふるさと・四万…
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森木秀子(高知市)

四万十川に来るたび思ふ物部川筏(いかだ)下りの若き冒険     四万十川に来るたび思ふ物部川       筏(いかだ)下りの若き冒険 ■60年ほど前の物部川は・・・  四万十川のように、水は清く、流れは早かった。  河原は「グミ」の木が多く、毎日のように筏が、大栃の方から神母木(いげのき)まで流…
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浦田千鶴(宿毛市)

四万十の河口はとろりと無風帯背びれ突立て鯔遡上する     四万十の河口はとろりと無風帯       背びれ突立て鯔遡上する ■四万十川のように大らかに  四万十川の大好きな私は、仕事の暇を見ては四万十川へ水石を探しに行くのが楽しみでした。  広い河原でせせらぎを聴き、雲の行方などを見ていると、…
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下田佳子(土佐清水市)

身を折りてシラスウナギを取っていん四万十川は漁火に燃ゆ     身を折りてシラスウナギを取っていん         四万十川は漁火に燃ゆ ■漁り火  かって仕事をしていた頃、いつものように勤務を終えて、四万十川沿いの道を帰っておりました。日はとっぷりと暮れてバスに揺られてウトウトとしながら四万十川に目…
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木戸三亀子(四万十市)

四万十川(しまんと)と後川の出合ふ渕碧し巨大魚アカメの潜みいるといふ     四万十川(しまんと)と後川の出合ふ渕碧し          巨大魚アカメの潜みいるといふ ■四万十川の巨大魚 アカメ  昔は高い建物がなかったので、右山の小高い処にあった実家の庭先から、はるかに出会いの処が見え、冬の寒い夜にアカ…
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小谷貞広(四万十市)

わが町も黄砂にけぶる匍匐してつかみし戦のときの黄砂か     わが町も黄砂にけぶる匍匐して       つかみし戦のときの黄砂か ■第22回国民文化祭  とくしま2007文芸祭にて、小松島市議会議長賞をいただいた作品です。(貞広) ◆小谷貞広氏の【四万十川百人一首】 http://waka1…
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市川敦子(四万十市)

川びより丘の平に桑畑の展けしはざまに聚落なせり     川びより丘の平に桑畑の       展けしはざまに聚落なせり ■四万十川百人一首をスタートさせるにあたって・・・  地元の歌人に相談しようと、当時の中村市役所教育委員会の幹部をしていた旧知の友人い問い合わせたところ、元市役所にお勤めしていたという「市…
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短歌集 『こころのうた 四万十川百人一首』

 この作品集は、四万十川を愛する漫画家・矢口高雄さんと講談社の協力によって、「釣りキチ三平」とアカメの表紙絵、挿絵が実現しました。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ■短歌集『こころのうた 四万十川百人一首』発行のお知らせ                 高知新聞(19.7.19)より …
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嶋岡蕗子(四万十町)129

四万十の初夏の水面に若鮎のあぐる飛沫かきらめきて見ゆ     四万十の初夏の水面に若鮎の      あぐる飛沫かきらめきて見ゆ          ■あぐる飛沫か・・・  四万十川にかかる橋を通っていたら、初めは何がひかっているだろうとびっくり・・・しばらく眺めていたときのうたです。
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岡村啓佐(高知市) 128

満天の星と競いし恋ほたる燃やす生命の川面に映える     満天の星と競いし恋ほたる      燃やす生命の川面に映える ********************* ■四万十の文芸 蛍編  [短歌の部]  小橋延夫氏の【四万十川百人一首】 http://waka100s.exblog.jp…
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山原健二郎(高知市) 127

朝には炭焼く煙たなびきて夕べに漁り火の四万十に映ゆ     朝には炭焼く煙たなびきて      夕べに漁り火の四万十に映ゆ ◆山原健二郎氏の【四万十川秀歌百選】 http://waka100s.exblog.jp/d2006-04-11 ◆山原健二郎氏の【四万・十人一首】 http://waka1…
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多田美津子(東京都) 126

雨止みし今朝の四万十川(しまんと)靄ごもりうす墨ひと刷毛おぼろの中州     雨止みし今朝の四万十川(しまんと)靄ごもり          うす墨ひと刷毛おぼろの中州 ■美しい自然のまま・・・  生まれは、香川県の金毘羅さんのお山の裏側の山村です。平成の町村大合併により、市と称されておりますが、まだ昔の面…
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伊藤美千代(いの町) 125

どこまでがこの世の界ぞたゆたいつ菜の花色にけぶる四万十     どこまでがこの世の界ぞたゆたいつ         菜の花色にけぶる四万十          ■四万十川の「菜の花」  四万十川の文化人 小谷貞広さんの歌集に、こんなのがあった!   かくれんぼしている児らの声消えて鬼が顔出す菜の花畑 …
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伊豆良子(四万十市) 124

四万十川の豪雨過ぎたる夕空に大橋またぎて大き虹立つ    四万十川の豪雨過ぎたる夕空に      大橋またぎて大き虹立つ ■四万十川を散策中に・・・  台風の後、四万十川の畔を自転車で散策中、素晴らしい虹に出会いました。  そのときに詠んだ歌です。
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岡崎三千代(四万十市) 123

あばれ川人喰い川と異名つく四万十川は今日も悠悠    あばれ川人喰い川と異名つく      四万十川は今日も悠悠 ■毎日の流れ 四万十川辺に、52年暮らして居ります。  台風の度の増水・・・、夏休みの子どもの命を・・・、毎日の四万十川の流れを観ています。  色々な四万十川ですが・・・今日も…
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山本美津子(高知市) 122

この願い一つの星にゆだねんと合わせる掌あり四万十の空     この願い一つの星にゆだねんと       合わせる掌あり四万十の空 ■ふるさと納税構想  個人住民税の一部を生まれ故郷の「ふるさと」へ還元するらしい。  都会に生活する住民が、過疎と不景気に悩む「ふるさと」へ納税するという、地方の住民にと…
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みんとなく(高知市) 121

白銀の川面に輝く愛なれば悠久(とわ)に流れて天にぞ溶けよ    白銀の川面に輝く愛なれば     悠久(とわ)に流れて天にぞ溶けよ ■愛の流れ・・・  作家・宮尾登美子さんが昭和39年に高知新聞に連載した幻の名作『湿地帯』で、宮尾さんは主人公の愛を四万十川に流す。  その宮尾さんの四万十の表現に…
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明神佐智(四万十市) 120

水面(みなも)より碧き空へとあふるる陽ああ美しきかな四万十川     水面(みなも)より碧き空へとあふるる陽          ああ美しきかな四万十川                         ■夫の愛と四万十の輝き  作者は長い間、難病と闘い続ける。  そんな彼女を励ましているのは夫の愛と四万…
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渡辺 護(春野町) 119

四万十の水は碧濃し幾人の業い支え流れ歩まん     四万十の水は碧濃し幾人の       業い支え流れ歩まん 【写真】四万十川での地引き網漁 ◆川漁師の風景(四万十川通信) http://shimanto.exblog.jp/d2005-09-15 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー…
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稲本 正(岐阜県) 118

初めてのカヌー下りが四万十で『沈(ちん)』した時に見えた川底     初めてのカヌー下りが四万十で       『沈(ちん)』した時に見えた川底 ■カヌーで四万十川下り  四万十の「僻村塾」に、月尾嘉男さんに招かれて講師として参加した翌日、「カヌーで四万十川下り」となった。  森を歩くことや木の加工…
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山田紅衣(愛媛県) 116

口重き漁夫のあやつる四万十の川船の底ゆ夏の音する     口重き漁夫のあやつる四万十の        川船の底ゆ夏の音する    (四万十川短歌大会大滝貞一選秀作賞) ■夏の音する  源流の一滴一滴は、原生林の根を洗い、岩や苔に添いアユ、ウナギ、ゴリ、ナマズ、エビ、アオサを育む四万十川となる。川魚漁…
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青木市子(高知市) 115

年古りて恋しさつのる古里の山よ四万十(かわ)よ熱き人情(なさけ)よ    年古りて恋しさつのる古里の     山よ四万十(かわ)よ熱き人情(なさけ)よ 【水彩画】谷間を見る 四万十川勝間付近      徳広淳也<大阪府>中村高校第一期卒業生 ■古里の自慢・・・  古里の唯一、自慢出来るものとい…
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岡林とし枝 (四万十市) 114

四万十の流れに佇ちし吾が影の光にゆれて鮴よぎりゆく     四万十の流れに佇ちし吾が影の       光にゆれて鮴よぎりゆく ■癌告知を受けた夫が・・・  この歌は、四万十川の河川敷で亡き主人のゲートボールの大会を応援に行ったとき、一刻を川に入り、歌ったものです。  主人への思い出にもつながり、今、…
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徳弘 久(高知市) 113

中村の女はやさしと四万十の鉄橋塗装に夫は通ひき    中村の女はやさしと四万十の       鉄橋塗装に夫は通ひき 【水彩画】赤鉄橋(四万十川)        徳広淳也<大阪府>中村高校第一期卒業生 ■単身赴任  中村で、仕事をする場合、単身赴任となるケースが多い。  徳弘さんのご主人も…
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沖ななも(埼玉県) 112

うずまくとみせてS字にくずれゆく川の流れのなかのながれは     うずまくとみせてS字にくずれゆく        川の流れのなかのながれは 【水彩画】川の表情(四万十川勝間付近)       徳広淳也<大阪府>中村高校第一期卒業生 ■川の表情  川の流れをじっと見ていると自然に流れているところ…
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